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東北研修

10月14日(金)~15日(土)に、日本青年会議所石材部会主催の東北研修が実施されました。

この研修は、東日本大震災で被災された地域における石材業界の活性化、また復興支援に繋がるきっかけを創出することを目的に企画されたものです。

まず最初に訪れたのは、伊達冠石の採石場です。
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伊達冠石の特徴は以下の通りです。
○宮城県産出の安山岩。同様の石材の産出は世界中でここだけ。
○丸玉から角張ったものまで、様々な表情を持った自然石の形状で産出。
○艶やかな内面には、微妙な紋様があり独特の趣がある。
○鉄褐色の色合いを内包し、時とともに味わいを増す。
○他に例を見ない美しい石から、多くの造形家を魅了している。

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また、伊達冠石の採掘をされている山田石材計画の山田社長は、山から石の恵みをいただくばかりではなく、恵みに感謝しつつ、山に命をお返しするという路地整備事業にも取り組まれております。

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続いて、採石場に隣接している“日石展”の会場を見学しました。
山田社長は、日石展(日本石塔展覧会事業協同組合)の理事長もされております。

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日石展とは、全国で活躍中の石工による手作りの石塔を展覧会形式で展示するもので、石材業界では初めての試みです。

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次に訪れたのは、伊達青糠目石の採石場です。
伊達青糠目石は、関東から中部圏で人気を誇る青系糠目石です。その特徴は「斑(ふ)」または「ぼたん」と呼ばれる現象で、研磨した石の表面に黒雲母が緻密に入り、まだらな模様が出るもので、世界中の石材の中でも類まれな石材です。

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翌日は、仙台市営のいずみ墓園を見学しました。

いずみ墓園は計画基数50,000基、266ヘクタール、広大な敷地の大型公営墓地です。
芝墓地やデザイン墓石など、個性溢れる霊園です。

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最後は、地元の石材部会メンバーであり、この度の震災で自宅と店舗も津波の被害にあわれた志賀石材店の志賀君に、津波被害にあった墓地を案内していただきました。
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被災地の方々は、数多くの困難の中、前を向いてがんばっておられます。
彼らが口を揃えて言うのが「だんだんと被災地の状況が報道されなくなり、皆の関心が無くなっていくのが一番怖い。今回の震災が風化することが無いよう、被災地の状況を多くの人に伝えて欲しい。」ということです。

状況の自分の目で確かめることの大切さを改めて認識しました。